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オフ本のこぼれ話的な

5月に出した愛を請う人と言う本のこぼれ話的なモノを、スパコミで配布した本に載せました。兵賢のショタっこ話と言うか、賢木センセイのちっさい頃のお話です。


こう言ったちまちましたお話を考えるのが好きなんですが、本にしてからあれもこれも入れれば良かったなぁと思ったりします。まあ要するに構成力とかがないと言う…。


そんな訳で兵賢(ショタ)な小ネタはちょこちょこ書いて行こうと思ってます。お嫌いでなければみてやってくださいませv


追記で小ネタ↓










『愛を請う人』ちま編①

「修二ー?」
 
さっきまでゲームをしていた筈の賢木の姿が見当たらず、兵部は首を傾げた。

「ここから出て行く筈はないし…」

 先日連れて来た可愛い存在。これから色々と準備や調整をして、自分の傍で新たな外の世界を見せてやる予定だ。けれど今はまだ、この場所にいて貰わなければならない。賢木のように元々元気のいい少年にはなかなかの広さを持つこの部屋でも狭いだろう。だけど兵部はもう賢木を手放すつもりがない。だから不自由だと思っても、賢木にはここに居て貰うしかないのだ。

「修二?」

 賢木が座っていた筈のソファーへと近付き、兵部はそこをひょいと覗き込む。途端、兵部はくすりと笑みを零した。

「ん………」

 ソファーの上では、賢木が眠っていた。小さな身体をもっと小さく丸めて、まるで猫の子のような姿で賢木は眠っていた。
 口元に笑みを浮かべたまま、兵部は賢木の眠るソファーへと腰を下ろす。部屋に合わせたそれは結構な大きさがあり、縮こまって眠る賢木と腰を下ろす兵部を、難なく受け止めていた。

 賢木の頭の方に身体を落ち着け、兵部は眠る賢木に顔を寄せる。目を閉じたその顔は、兵部にはリラックスしているように見えた。そしてその事に少なからず安堵している自分を感じ、兵部はまたくすりと笑みを零した。

 ずっと苦しんでいたこの小さな子供を、助けたいと兵部は思った。人を信じる事をとうに止めてしまった自分だったから、そんな気持ちになれた自分が、とても不思議だったけれど、賢木がエスパーである事の意味は深いのだろう。

 兵部は、エスパーを守りたいとも思っていた。ノーマル達の手から。隔絶された世界から。守りたいとも思っていた。

「君は、そんな僕の心の象徴になるのかな」
 
ふっくらとした賢木の頬を、指先でなぞる。ふにふにとした頬は、確かな弾力を兵部の指に伝えた。

「子供ってぷにぷにだねぇ」

 つんつんと頬を突けば、賢木がむずがるように眉を顰める。兵部の指を避けるように首を振る賢木に、兵部は人の悪い笑みを浮かべた。

「んぅ~~~」
「あ……」

 がしりと。兵部の指が、賢木の手に掴まれる。ぎゅうと握る手はとても暖かで、そんな子供の体温がなんだか心地よくて、兵部の動きが止まった。

「ん……きょ…す、け?」
「うん」

 僕だよと囁くように声を掛ければ、賢木がうっすらと目を開ける。そしてその瞳に兵部の姿を捕らえると、賢木はぽつぽつと口を開いた。

「あの、な…おれ……きょ、すけと…げーむ、した、い…」
「いいよ」

 寝ぼけているのだろう。たどたどしい賢木の言葉に、兵部はそう答える。その言葉に、賢木はにぱっと笑顔を見せた。

「修二?」

 そのまま、賢木は目を閉じた。兵部の指を握ったまま、夢の世界へとまた旅立ったらしい。むにゃむにゃと口を動かしている所を見るとまだまだ言いたい事があるらしいが、残念ながら兵部の耳には届かなかった。

「起きたら、ちゃんと聞かせてね」

 能力で透視めば容易い事だけれど、それよりも賢木の口から言葉として聞きたい。そう思った兵部の手が、賢木の髪をそっと撫でた。









☆兵部と一緒に来て間もない頃な感じです。きっと兵部は賢木を甘やかしてくれるって信じてる!でも時にはいじわるするんだよね~などと妄想してたりしますw保護者皆本な賢木ショタ編も書いてみたいなー。皆本もきっと甘やかしてくれる!でもしつけも厳しそうwww
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