スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

小話更新

ついったーで呟いていた、某先生のBL単行本のお話に触発されて書いたモノです。そのお話にちょう萌え展開があったのです!

本当に好きな相手とする時は、真っ暗にしないと出来ない。


ああん萌え!という訳で、設定をお借りして書かせて頂きました。とは言っても元彼も出ないし、賢木のツン度もあんまり高くないですが…。そんなお話ですが、よければ追記から読んでくだされば嬉しいです。


あ、続きはまた今晩でも!ではではどうぞ~↓












『暗闇の抱擁』①


「ん、んん……ッ」

 ゆらゆらと。暗闇の中、賢木の身体が揺れる。それを空気の揺らめきで感じ取って、皆本はそっと手を伸ばした。

「んん……ッ、や、あ…ッ、みなも、と…っ、触る、な」
「どうし、て?」
「んう…ッ、どうしても、だ…っ」

 そう言うと賢木は、自分に触れる皆本の手を自分の手で絡め取る。そのまま指を絡め、皆本の頭の横に押し付ける。そうすれば皆本の陰茎が賢木の中を深くえぐったのだろう。賢木がくぐもった声を漏らした。

「ぐ、う」
「さ、賢木…っ」
「大、丈夫……だ…」
「けど…」
「いいか、ら……」

 お前も動けと、賢木が喘ぐ。そしてその言葉と共に、賢木は自らも腰を揺らした。

「うんん……ッ、ん、ん……ッ」
「さ、かき…っ」
「ん…んん……ん…ッ」

 賢木の喘ぎは、何時も抑えたものだ。震える身体は熱く快楽を主張していながら、決してそれを表そうとはしない。それが少しだけ悲しくて、皆本は絡んだままの指に力を込めた。

「んぅ……ッ」
「賢木…賢木……っ」
「みな、もと…っ」

 びくりと、賢木の身体が跳ねる。ぎゅうと締め付ける賢木の内壁に促されるように、皆本は自身の欲をその中へと弾けさせた。

「ーーーーーッ」

 それと同時に、賢木もびくびくと身体を震わせた。とろとろと雫を零していた賢木自身もどくりと欲を吐き出す。それでも賢木の身体は、傾ぐ事はなかった。ただ皆本の上に跨ったまま、荒い息だけを吐き出す。それがこの交わりの理であるかのように、賢木はただ小刻みに身体を揺らすだけだった。





「はあ……」
「あら、皆本さんまたため息?」
「最近多いよなー」
「ため息吐くと、幸せ逃げる言うで」
「ああ……うん…」

 チルドレン達の言葉にも、皆本はそう返事を返す。そのいかにも上の空な返事に、3人は顔を付き合わせた。

「やっぱあれか?倦怠感とか言うヤツ」
「疲れてんのかな」
「違うって!センセイと上手く行ってないじゃないかってコト!」
「薫ちゃん、それって倦怠期じゃないの?」
「そうだって。まあどっちでもいいじゃん。おんなじよーなモンだろ?」
「まあ……そうね、どうでもいいわね」
「紫穂……」
「だって、うまくいかない方がいいじゃない」
「それはそうやけど…でも、なぁ」
「皆本があんなだと、こっちも滅入るじゃん」

 そう言って、薫と葵の視線が紫穂へと向けられる。それにため息をついて、紫穂は分かったわよと呟いた。

「でも、幾らなんでもプライバシーを覗き見る程アタシ悪趣味じゃないのよね」
「まあなぁ」
「じゃあどうするんだ?」
「面倒だから、直接聞けばいいのよ。ねぇ、皆本さん」

 紫穂はそう言うと皆本の傍へと歩み寄る。そうしてにっこりと微笑んで、自分の右手を皆本の眼前でひらひらと振った。

「紫穂?」
「アタシ、まどろっこしいのは嫌いなの」
「え?」
「だからそのため息の訳を、話すか透視ませるかどっちか選んで?」

 ね、と紫穂は小首を傾げる。その顔は天使のようだったが、皆本は背筋に汗が伝うのを感じた。

「さすが紫穂」
「そやね」

 そう頷いて、2人も皆本の傍へと歩み寄る。3人に囲まれた皆本は、物凄いプレッシャーを感じながら渋々と口を開いた。勿論、肝心の部分は暈しながらではあったけれど。





「へえー」
「うわー聞きたなかったわ」
「惚気ね」
「い、いや違うよ。そう言うんじゃなくて、だな…なんか…その、賢木の考えが分からないって言うか…」

 とにかくはっきりとは言えないのだから、話が伝わらないのは仕方がない。けれどこれを惚気と取られては、賢木との事は、何を話しても惚気と取られてしまう。少しばかり冷ややかな3人の視線に晒されながら、皆本はまたはあとため息を吐いた。

「ああまたー」
「て言うか、そんなに気になるんなら、センセイに直接聞いたらどうなん」
「……素直に話してくれるかどうか…」
「あらでもセンセイは嘘はつかないじゃない」
「そうだよな」
「そうそう。だから聞くのが一番やとウチ思うわ」
「そ、そうかな」
「さ、そうと決まれば、さっさと行ってこいよっ」
「えっ今からか?」
「だってもう後はセンセイの検査結果貰うだけじゃん。一石二鳥で終わるじゃん」
「結果はメールででも知らせてくれれば、ウチら先帰るし。ほらっ」
「そんな顔、何時までもされてたくないし」

 そう言いながら、3人にぐいぐいと背中を押される。そのままドアの向こうに押し出されて、皆本は仕方ないかと宙を仰いだ。

「……行くか」

そう呟いて、皆本は一歩を踏み出す。向かう先は、賢木のいるであろう部屋だった。






 コンコンと。軽くノックをすれば、中から返事が返る。それに入るぞと声を掛けて、皆本は部屋の中へと身を滑らせた。

「おう、どうした皆本」
「い、いや。結果はどうかな?」
「ん?ああ今纏まったトコ。どした?急ぐんだったか?」
「いや…そう言う訳じゃないんだが…」
「ふーん?まあいいや。ほらこれ、検査結果。3人とも異常なし」
「ありがとう。えーと…ちょ、ちょっといいか」
「いいけど…それ、薫ちゃん達に連絡しなくていいの?」
「ああ、今メールしておくよ。ちょっと待ってくれ」
「ん。じゃあ俺あっち片付けてるから」

 そう言って賢木は使っていた機材の方へと歩いていく。その背を少しの間見詰めて、皆本は携帯を開く。手早くメールを打てば、返事も直ぐに返ってきた。それに気を付けて帰るように返信すれば、短く了解とまた返って来た。

「全く…」

 何時になく短いやり取りは、彼女達なりに気を利かせての事なのだろう。後が怖いような気はするが、今は取り敢えずその好意に甘えておく事にして、皆本は携帯をポケットへとしまいこんだ。

「終わった?」
「ああ。賢木は?」
「俺ももう終わりー。で、なに?なんか用があるんだろ?」
「あ、うん。あの、な…ちょっと聞きたい事が、ある…んだ」
「俺に?」
「うん」
「取り敢えず、座る?」

 そう言って賢木は、傍にある椅子の背を軽く叩く。それに首を振って、皆本は賢木の傍へと近付いていった。

「皆本?」

 そう呼ぶ声には答えずに、皆本は賢木の身体をぎゅっと抱き締める。びくりと跳ねた身体をきつく抱き締めれば、賢木の口が掠れた声で皆本を呼ぶ。それすら遮るように、皆本はその唇に自分の唇を押し付けた。

「み、皆本…っ」
「賢木……」

 啄ばむように何度か口付けてからそこを離れれば、賢木がまた皆本を呼ぶ。それに被せるように名前を呼んで、皆本は正面から賢木を見詰めた。

「賢木」
「な、なに」
「僕の質問に答えてくれる。か?」
「い、いいけ、ど」
「僕と、するのは嫌、か?」
「な、なに言って…」
「嫌か?」

 重ねて聞く声に、賢木は視線をずらす。それでもその口からは、否定の言葉が零れた。

「嫌じゃ、ない」
「本当に?」
゜なんだよそれっ!ほんとはお前が嫌なんじゃないのかっ!」
「そんなはずないだろう」
「じゃあなんでそんな事聞くんだよっ!」
「それは……君が……」
「俺が?」

 そう言ったまま、皆本はきょろきょろと視線をさ迷わせる。それが癪に障って、賢木は皆本の腕から逃れようと身を捻った。

「ちょ、ちょっと賢木っ」
「うるせぇ!離せっ!」
「いたっ。言うよっ言うからっ」
「……何だよ」
「君が、触れさせてくれない…から」
「はあ?」
「だ、だからっ何時も電気消して真っ暗にしてっ、僕の眼鏡も取り上げてっ。その上肌に触れさせてもくれないっ。声だって聞かせてくれないし…本当は僕とするのが嫌なんじゃないかと……」

 思って、と。皆本は徐々に小さくなる声でそう告げた。一瞬目を見開いた賢木は、次の瞬間思いっきり皆本の額に自分の額を打ちつけた。

「うわっ!」
「ば、ばかっ!お前バカっ!」
「ちょっ!なにする……って、賢木?」

 額を摩りながら皆本が賢木を見れば、そこには顔をそらした賢木がいた。かくんと膝を落とした賢木の身体を慌てて抱き止め、2人は床にぺたりと腰を落とす。

「賢木…」
「うるせぇ見るな」

 そう言う賢木の顔は、赤く染まっている。その頬に手を伸ばして、皆本は優しく問い掛ける。

「じゃあ教えて…賢木」
「………お、お前が」
「僕が?」
「ほんとはそう言う性癖じゃないの知ってるから……だから」
「うん」
「お、俺の身体見たり触ったり…声とか聞かせて……嫌だと思ったらどうしようって…そう思って…」

 賢木はそこまで言うと、俯いてしまった。そんな様子が可愛くて、皆本はその頭をそっと抱き寄せた。

「バカだなぁ」
「どっどうせっ」
「そんなの気にする事ないのに」
「だって!」
「僕は、君がいいんだよ?君が感じてくれてる姿も声も、全部聞きたいんだ」
「皆本……」
「だから」
 君の全部を見せて。囁くように告げれば、賢木がこくりと頷く。その姿がまたいとおしくて、皆本はゆっくりとその唇に口付けた。







☆うわー。仲直りえっち…と言うか明かりの元のえっちまで入らなかった…!という訳で続きはまた今晩でも!この程度ならオンでもダイジョブ…かなーと
 
 








スポンサーサイト

コメントの投稿

Secre

プロフィール

のゆきち

Author:のゆきち
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。