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小話更新

暗闇の抱擁の続きです。もう暗闇じゃないケドw


良ければ追記から読んでやってください


あ、骸お誕生日おめでとうおめでとう~!後日なんか小話アプするよ!←骸に迷惑な…w





『暗闇の抱擁』②



「は、入れ、ば」
「ああ…おじゃまします」

 あの後、2人は賢木の部屋へと一緒に帰って来た。チルドレン達にはバベルを出る前に、しっかりとメールをした。返って来た返事は『ごゆっくり~』の一言だったけれど、なんとも言い難い気持ちになった皆本だった。

 けれど。
 けれどそれでも。後で何を言われたとしても、今は賢木といたい。賢木を感じたいと皆本は思った。だから賢木に聞いたのだ。君の家に行ってもいいかと。

 うろうろと視線をさ迷わせて、それでも賢木はこくんと頷いてくれた。それが嬉しくて思わず口付けてしまったけれど、顔を赤くした賢木は俯いたまま黙り込んだ。それから皆本の車でこの部屋に来るまでの間、賢木は口を開こうとはしなかった。



 そしてそれは今も続いていた。さっき入れと言ったまま、賢木は黙ったままだ。そればかりか皆本に背を向けたまま、ぽつんと佇んでいる。勿論それは皆本も同じだ。一定の距離を保ったまま部屋に佇む成人男性と言うのも居心地が悪い気がして、皆本は意を決して口を開いた。

「………」
「えーと、賢木?」
「なななななんだっ!」
 
 音がしそうな程の勢いで、賢木が皆本を振り返った。それでも一瞬だけ合った視線は直ぐに外され、また賢木の顔は徐々に俯いていく。

「いや、何だったら僕は出直してもいいかな、と」
「か、帰るって言うのかっ」
「出来れば帰りたくはないけど…」
「じゃ、じゃあ居ればいいじゃんっ」
「けど賢木……」
「おっお前っ!俺の葛藤する男心が落ち着くまで待てないって言うのかっ!恥ずかしいんだぞっ!いやアレだ!俺はぶっちゃけ身体には自信があるよっ?だって鍛えてるもんっ!いやだからこそ恥ずかしいと言うか悩むと言うか……吹っ切るのに時間がかかるって言うか…」
 
 分かれよバカと、賢木が呟く。さっきまでの勢いとは違って、その呟きはとても小さい。けれど皆本の耳にはしっかりと届いていた。

「賢木」
「………」

 皆本はゆっくりと賢木へと近付く。そして賢木の身体をそっと抱き締めた。

「ごめんね」
「……ばか」
「うん。ごめんね」
「ばかばかばか」
「あ、ちょっと意地悪したくなってきた…」
「はあ?なに言っ……ん…っ」

 皆本の唇が、賢木へと落ちる。最初から深く唇を合わせ、皆本は舌で賢木の歯列を割った。

「んっ、んぅ……」
 
 舌先で、賢木の口内を辿る。上顎の部分を擽るように動かせば、賢木の肩が跳ねる。それを押さえ付けるようにきつく抱き締め、皆本は賢木の唇を塞ぎ続けた。

「ふぅ……ん、んん……」

 奥に縮こまっている賢木の舌を、皆本の舌が突く。それに答えるようにおずおずと延びてきた賢木の舌を、皆本の舌がきつく絡め取った。

「んんっ、んぅ……んっ」
 
 絡む舌が、濡れた音を響かせる。それは賢木の耳にいやらしく響いた。まるで音にも犯されているような気がして、賢木はふるりと身を震わせる。背筋を舐めるように上がってくる震えが全身を包み、賢木の足ががくがくと震えた。

「ふあ……ん…」

 ぴちゃりと音を立てて、皆本の唇が離れていく。途端つうと賢木の顎へと伝った互いが混じった唾液を、皆本の舌が追っていく。なぞる舌先にすらぞくりと感じさせられて、賢木はかくりと膝を折った。

「おっと…」
「は……っ、こ、の…ばか…っ」
「まだ言うの?」

 足りなかったかなと、皆本は抱きとめた賢木の身体を支える腕に力を込めた。それにぶんぶんと賢木が首を振れば、そう?と耳元で皆本が囁く。

「じゅ、じゅーぶんですっ」
「そうなの?」
「そっそうですっ」
「で、覚悟は出来た?」
「………」
「賢木?」
「うー…っ、わっ分かった!お、俺も男だっ!どーんとやってやるぜっ!」
「色気ないけど、まあいいか」
「俺にそんなモン求めんなっ」
「ばかだな」

 そう言って皆本はもう一度賢木に口付けた。さっきと違い触れるだけの口付けは、直ぐに離れていく。それがなんだか物足りなくて賢木が唇を尖らせれば、くすりと皆本が笑った。

「そんな君が、いいんだよ」

 笑顔と共にそんな言葉を囁かれ、賢木の顔が赤く染まった。

「は、恥ずかしい事言う、な」
「本当の事だよ?」
「大人は、本当の事でもオブラートに包むもんだっ」
「分かった分かった」
「軽く往なしやがって…っ」
「ほらもう黙って」
「お、覚えてろ」

 そう言いながらも、賢木は皆本から離れようとはしない。それが嬉しくて、皆本はもう一度賢木の唇に口付けを落とした。

「続き、する?」

 皆本のその言葉に、こくんと賢木が頷いた。








☆あ、あれ?またえっちが入んなかった…。すみません!あと一回続きます!明日また!
 


 
 

 

 
 

 
  
 




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