スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

賢木ハーマイオニ

先日みやびさま主催の皆賢絵チャに、酒の勢いを借りてお邪魔させて頂きました。皆様の素敵萌え絵や萌え話を堪能させて頂いて、とてもとても幸せなひと時が過ごせました。主催して頂いたみやびさま、遊んで下さった皆様(お名前あげてもいいかしら…取り敢えず伏せで)本当にありがとうございました~v


それで、その絵チャで皆本だったらめっちゃスゲー賢木ハーマイオニの抱き枕を作っちゃうんじゃないかと言う話になりましてwボイス付きとか匂い付きとかwそしてkamazonで売ってたら皆本買い占めちゃうぜとか皆様と盛り上がりましたので、そのネタで小話を書かせて頂きました!皆様の発言や私の妄想がネタです。



賢木ハーマイオニ抱き枕最高!



と言う訳で、追記でそんな小話です。皆本さんが大変変態になっておりますので、読まれる方はご注意ください。読んじゃったら苦情はなしな方向で!お願い致します。絵チャでご一緒頂いた方の苦情は絶賛受け付けます!すみませんでしたーッ!







『カオスダイバー』



 どこかのマンガのセリフじゃないけれど、俺は今日絶望した!
 何で俺は今日ここに来ちゃったんだ!





 皆本から電話を貰って、俺はウキウキとバイクを飛ばしてきた。チルドレン達がみんな実家に帰ったと聞いて、久し振りに皆本とイ…イチャイチャ出来るかな~って思いもあって、ついついスピードも飛ばしがちだ。逸る心を抑えつつ皆本のマンションに辿りつき、駐車場にバイクを止めた。

 ピンポーンとチャイムを押せば、直ぐにドアが開けられる。いらっしゃいと笑う皆本の顔は何時ものように優しくて、それだけで俺の胸はドキドキと高鳴った。

「早かったね」
「ん」

 こくりと頷く俺の短い返事にも、皆本は笑顔だ。こう言うのっていいなぁと思いながら、促す皆本におじゃましますと声を掛け、俺は皆本の部屋へと入っていった。

「相変らず片付いてんな~」
「そうかな?賢木の部屋だって綺麗にしてるだろう?」
「俺んトコはあんまモノがないからな~。お前んトコは薫ちゃん達もいるだろ?」
「でもあの子達ももう中学生だからね。言わなくても片付けするようになったよ」
「ふーん」

 皆本はまだまだ子供だと思ってるみたいだけど、そんな事はない。あの子達だって日々成長してるのだ。その事を俺が色々気にしてる事も、皆本は分かっていない。尤もやぶへびになりそうなので、鈍いこいつに教えてやる気はなかった。

 皆本は、凄い。なにが凄いって、エスパーに対する時もノーマルに対する時も態度が変わらない。それは簡単なようで難しい。それを俺はその事を身をもって知っていた。

 ノーマルはエスパーを恐れ迫害し、エスパーは自分に向けられる敵意に過剰に反応する。何時だってエスパーはノーマルの中ではマイノリティーだと言う思いが、俺の中には今もある。それでもここに居続ける事が出来るのは、皆本がここにいるからだ。

 だから俺にとって皆本は絶対で、大切で。失くしたくない全てなのだ。

「賢木?」
「あ、なっ、なんだっ?」

 考え込んでしまっていた俺に、皆本の声が掛かる。慌てて振り向けば、にっこりと小首を傾げた皆本がいた。

「どうしたんだ?」
「ん?何でもねぇ」
「本当に?」
「ほんとだって。なに?俺の事そんなに心配?」
「当たり前だろう?」

 なんてなーと軽く言おうとした俺の口がぱかんと開く。真剣な顔で俺を見詰める皆本に、かああっと顔が赤くなるのを感じた。

「君が心配かなんて、聞かなくても分かるだろう?」
「ん……」

こくりと頷けば、伸びてきた皆本の手が頬に触れる。ひたりと充てられた手のひらの頬を摺り寄せるようにすれば、くすりと笑った皆本がもう片方の手も伸ばしてきた。

 そのまま、皆本の腕の中に引き寄せられて、俺はうっとりと目を閉じた。
 
 あったかい。皆本の腕の中はなんてあったかいんだ。この温もりがあれば、俺は何でも出来て何もかもが平気なんじゃないかとそう思う。

「賢木…ベッド行く?」
「ん……」

 話したい事もいっぱいある。源の料理だって食べたい。でも今は皆本をたっぷりと堪能したい。そう思った俺はこくんと頷く。

 それが最大の失敗だったと知らずに。




「おいで」

 皆本に手を引かれ、俺は俯きがちに後に続く。カチャリと開けられたドア。けれど皆本は、あ、と呟いたままその場から動こうとはしなかった。

「皆本?」
「しまったな」
「なにが?」
「今日は薫達がいないから、虫干ししてたんだった」

 まだそのままだと、皆本が呟く。そっかと思いながら皆本の背後から何気なく寝室の中を覗き込んだ俺は、ぱちりと目を見開いた。

「な……な……」
「賢木?」
「なんじゃこりゃーーーーッ!」

 思わずそう叫んだ俺に罪はない。ないと思う。ないんじゃないかな。パニックになりそうな頭に、そんな言葉達がぐるぐる回る。そして止せばいいのに、俺はドアの前に佇む皆本の身体を押し退けて、寝室の中へと身体を滑り込ませた。

 目の前に広がる光景に、くらりと眩暈がする。皆本の寝室の中にこれでもかと置かれていたのは、無数の所謂抱き枕と言う物だった。しかも全てに俺!俺がプリントされている。やだこれなんなんだ。

「おっ、おまっ、こっここここれっ」
「ああ、抱き枕?」

 けろりとそう返す皆本に、眩暈がますます激しくなる。

「そっ、そんなの分かってるっ」
「じゃあ何が……ああ、ちょっと多いかな?」
「ちょっ、ちょっとじゃねーだろっ」
「そうかな。まだまだ少ないって思ってるんだけど」
「す、少な…?」
「ああ。まあ今開発中のもあるから、もう少しすれば10個は増えるかな」
「開発……」
「そう。例えばこれ…」

 そう言うと皆本は手近にあった一つを手に取った。なんだよそれ。なんで俺がメイドみたいな格好してんだよ。そんなの着た事ねーよ!

「これなんか、こうやってぎゅっと抱き締めたら」

 言いながら皆本が手にした抱き枕をぎゅうと抱き締める。途端その抱き枕からは、何処かで聞いた事のある声が流れてきた。

『おやすみみなもと』

 お、俺の声?今の俺の声?いやいや似てるけど違うよね。だって俺、あんな甘い声色で皆本に言った事ないもん!でもどう聞いても俺の声だったような気がして、皆本を見詰めた。

「似てるだろ」
「え、えっと…そ、それ……」
「音声ソフトで作ったものを内蔵しているんだ。勿論抱き締めたときに違和感のないように、新開発したソフトシリコンで埋め込んでいる発声装置は囲んである。それに抱き締め方によっては違う声も出るし、触れた場所によっても違った反応を返してくれるようにしてあるよ」

 笑顔でそう告げる皆本の言葉が、俺の耳を通り過ぎていく。え?なに?なに言っちゃってんの皆本。あれ?俺耳とか悪くなっちゃったのか?よし!こう言う時には確認だと、俺は恐る恐る皆本に声を掛けた。

「えっと、色んな声?」
「そう。こうして抱き締めたら…」
 
 さっきよりも若干柔らかめに、皆本が枕を抱き締める。

『おはよ、みなもと』

「ね?」
「あ、ああ…うん。で、触れたトコがどうとか…」
「ああ、それはこうして」

 そう言うと皆本は、抱き枕にプリントされた俺の顔の唇に、ちゅっと軽くキスをした。途端、抱き枕がまた声を発する。

『ん……みなも、と』

 甘い、とろけるような声で俺がそう言う。いや、俺だけど俺じゃない。でもどう聞いても俺の声で、なんだか泣きたくなってきた。あ、訂正。俺、もうちょっぴり泣いてます。

「なんでこんなに……」

 震える声でそう聞いてみる。だってほんとにいっぱいあるんだ!10個とか20個とかじゃない。マジに数え切れない。しかもさっきのみたくメイドみたいな格好してるのや水着のや下着のや。なんだあれ、ドレス?その横のは昔はやったアン〇ラとか言う店の制服だし、セーラーやチャイナとあるじゃねぇか!怖いのに目が離せねぇ。ちっさい俺や前の髪型のもあるし。良かった…女装だけじゃないみたいだ…。フツーに学ランやスーツとかもあんな。いやまて、これはフツーじゃないんだぞ俺ぇ!

「なんかね、作り始めたら止まらなくなっちゃって」
「これ…全部お前、が?」
「そうだよ?写真からプリント用に拡大したら画質が荒くなっちゃうから、プリンターも自作しちゃったよ。布も開発したし、意外と時間掛かってるんだよね。あれなんか、君の匂いを再現する為に苦労したよ」

 苦労したじゃねぇぇぇぇ!なにこれ苛め?セクハラ?俺はどうすればいいんだ。しかも皆本!お前なんちゅう才能の無駄遣いを…。お前の天才的頭脳はこんな事の為に授かったんじゃないだろうが!色んなモン開発してんじゃねぇよ…。あーほんとに泣けてきた。

「賢木?どうしたんだ?」

 涙が、と言って、皆本が俺の涙をそっと拭いてくれる。くそう優しいな皆本!そんなお前を愛してるぜ!だから俺は言う。言ってやる。

「皆本!これ全部捨てろっ」
「えっ嫌だよ、なに言ってるの」
「こっ、こんなんなくったって、俺がいるだろっ」

 うわ恥ずかしい事言っちゃったぜ。でも本当にそう思ってるんだ俺は。そんな物より、本物の俺を抱き締めればいい。抱き締めて欲しい。おやすみだっておはようだって、何度でも言ってやるから。

「でもなぁ…」
「なっ、なんだよっ」
「君、こう言う格好はしてくれないだろ?」

 そう言う皆本が見詰めるのは、手にしたままの抱き枕。

「こう言うって、そのメイド服?」
「賢木ハーマイオニだよ」
「は?」
「だからメイドじゃなくて、賢木ハーマイオニ」
「……えーと、そのハーなんたら、して欲しいのか、よ…ッ」
「勿論。絶対に似合うと思うよ」
「………」
「後はチャイナもスリットから覗く君の褐色の肌が映えると思うし、制服系も定番だよね。後は…」
「わ、分かった!」

 皆本の言葉を途中で遮る。嫌だけど…死ぬほど嫌だけど…お前が望む事なら、俺はなんだってやれる。やれるぞ俺は!

「そ、そのハーなんたら、俺がその格好してやるよっ!」
「本当?」
「ほんと、だッ!」
「そうか…。実は、ちゃんと衣装も作ってあるんだよ!まさか君が着てくれるとは思わなかったから仕舞ってあるんだけど!ちゃんとチャイナも喫茶店の制服もセーラーもあるからねっ」
「あ、そう……」
 
 むちゃくちゃ嬉しそうだな…皆本。でもこれでお前の変な趣味がなくなるなら、俺は…俺は!

「じゃあ今夜は右にハーマイオニの格好をしてくれた君、左にはこの賢木ハーマイオニ抱き枕。うわ…天国みたいだね」

 嬉しいなと、皆本が続ける。あれ?なんかおかしくね?俺ちゃんと言ったよね。ハーなんたらの格好してやるから捨てろって。

「えーと、皆本さん?」
「ん?」
「コレ、捨てるんだよな?」
「なんで?」
「なんでって…俺がその格好してやるって言ってんだから、もういらないだろっ」
「それとこれは別だよ」
「は?」
「生身の君を抱き締めて、その周りをこれらに囲まれて寝るのが僕の夢なんだ。本当に叶うなんて思ってなかったよ…。ありがとう、賢木」

 にっこりと。物凄い笑顔で皆本がそう言う。そんな顔見ちゃった俺には、もう断る事なんか出来なかった。

 





☆う、うわぁ…。一回保存間違って消去しちゃって書き直したら、物凄く変態度が増した気がします…。久々がこんなんでほんと申し訳ない!でもすっごく楽しかったで。ありがとうございましたーっ!
 
 
 

 














スポンサーサイト

コメントの投稿

Secre

プロフィール

のゆきち

Author:のゆきち
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。