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賢誕企画①

賢誕企画その①です



今日のお相手は兵部。しかも自己満的に、オフ本設定でちっさい賢木のお話です。フツーに修二、京介ってお互いを呼んでたりしますのでご注意下さい。


あ、もちろんほのぼのです。この設定の兵部は、賢木が16くらいになるまでは我慢の出来る男です!(それもどうかと…)それでも接触過多ではありますのでご注意下さいませー。では追記から小話どうぞー。あ、とっても短いです







『愛しき君に』


「ほら、修二」
「え…?」

 突然修二の目の前に現れた、たくさんの箱や袋。それら全てには色とりどりなリボンがかけられている。それと自分が座るソファーの隣に座った兵部とを交互に見詰めて、修二はこてんと小首を傾げた。

「ん?」
「これ、なに?」
「なにって、修二にプレゼントだよ」
「俺に?」
「そうだよ」

 兵部の言葉に、修二はぱちぱちと目を瞬かせる。その顔を見詰めて、兵部はふっと笑みを浮かべた。

「あれ?忘れてた?」
「え?」
「今日は修二の誕生日じゃないか」
「あ……」

 忘れていた。兵部に言われるまで、修二は自分の誕生日の事なんか、すっかり忘れていた。

「俺の…誕生日、今日、だ」
「そうだよ。おめでとう、修二」

 兵部のその言葉に、鼻の奥がつんとする。慌てて俯いた修二の頭を、兵部がそっと撫でた。

「何がいいか分からなくて、ちょっと買いすぎちゃったかな」
「……ほんと、だよ」
「でも修二が気に入るモノがあったら、それでいいよ」
「なに、買ってきたの…?」
「ん?色々。一緒に開ける?」
「ん」

 そう言って修二はこくんと頷く。それでもまだ顔は上げようとはしない。その肩も小刻みに震えていて、兵部はその肩に手を回した。

「どれから開ける?」

 修二の小さな身体を抱き寄せて、兵部はそう言う。それに答える声は、小さな嗚咽だった。

「ひっ……く…」

 抱き寄せた身体を、兵部は自分の膝の上へと引き上げた。何時もなら子供扱いだと文句を言う修二も、今は大人しくそのままでいる。ぎゅっと兵部が腕に力を込めれば、修二の腕も兵部の身体へと巻き付いた。

 細い腕が、必死に兵部の身体を抱き締める。完全に周りきらない腕が、それでも必死に兵部の学生服の背中を掻き抱く。その手が愛おしくて、兵部はふふ…と微笑んだ。

「ふ、え……ッ、う、く…」
「修二、僕は君が生まれてきてくれて、とても嬉しい」
「きょ…す、け…ッ」
「その上、僕の傍にいてくれるなんて、凄い幸運だよね」

 ね、と。兵部の手が修二の頭を撫でる。それにすんと鼻を鳴らして、修二が緩々と顔を上げた。

「お、れが、いて、京介、は、嬉しい、か」
「勿論」
「じゃあ…ずっと一緒にいて、やる」
「それは凄いな」
「だから…京介も、傍…いろ」

 そう言うと、また修二は兵部の学生服の胸元に顔を押し付ける。さっき見た修二の顔は涙と鼻水に濡れていた。それを拭い去るかのようにぐりぐりと顔を押し付ける修二に苦笑しながら、兵部の手はずっと修二の頭を撫で続けていた。






「なあ、京介」
「なんだい」
「サッカーボールとか図鑑とかケーキとかはさ、分かるんだけど」
「うん」
「なんでこんなの混じってんの?」

 そう言って修二は箱の中から服を取り出す。びらりと広げられたそれは、物凄い量のフリルとリボンに飾られたものだった。

「ん?似合うかな~って思って」
「俺、男だけど…」
「関係なくない?可愛いものは可愛いでいいと思うんだよね、僕」
「……ふーん」
「あ、なにその目」
「べつに~」

 じとりとした目で修二に見詰められ、兵部はその鼻を摘む。

「痛いって~」
「生意気な子にはこうだよ」
「こら京介~」

 兵部の手を剥がして、修二はその胸に飛び込んでいく。その顔に浮かぶのは満面の笑顔で。兵部も穏やかな笑みでその身体を受け止めた。

 


 誕生日おめでとう修二。
 そう思う心を、修二へと流し込む。それを受け取って、修二がまた笑った。










☆取り敢えず第一弾。センセイおめでとう~v

 
 

 
 
 
 


 
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