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賢誕企画②

賢誕企画その②です





今回のお相手はチルドレンで。そんな訳でもちろんお色気シーンはありま……あれ?www

一応皆賢ベースになっております。つーか皆賢…?お色気シーンはないと思われますが、センセイへの愛はぶち込んでるつもりです。よろしければ追記からどうぞ~。あ、チルドレン達は小学生時代な感じです











『ちょこっとLOVE』



「だからさー……………だろ?」
「そやな。でも……………やない?」
「そこは………して、………すれば大丈夫じゃない?」
「だよな!」
「ちょ、薫っ声大きいってっ」
「葵ちゃんもよ。聞こえちゃうじゃない」
「ごめーん。でさぁ…………はどーする?」
「それは……………でええんとちゃう?」
「そうね。それに……………はどうせ……だから、そこは皆本さんが……」
「おい」

 リビングのソファーでなにやらこそこそと頭を突き合わせていたチルドレン達に、皆本はそう声を掛けた。途端ぴたりと3人の話し声が止まる。

「さっきからなにをこそこそ話してるんだ?」
「べつにー」
「何でもあらへんよ」
「そうよ。皆本さんは気にしないで?」

 にっこり笑う3人に若干引きつつも、皆本は尚も言葉を続けた。

「気にするなって…。さっき僕の名前出してただろう?気になるよ」
「ぎくう」
「あかん聞かれてた!」
「本当になんでもないのよ。だから皆本さんは、センセイのお誕生日のお料理続けて?」

 そう言うと紫穂は立ち上がり、皆本の立つキッチンへと歩いていく。

「あら、美味しそう」
「そうかな」
「センセイの好きなモノばっきかりね。ふふ…」
「うわほんまや~」
「気合入りまくりだね、皆本」

 口々にそう言って、皆本の周りにチルドレンが集まる。それで誤魔化したつもりなのだろうが、皆本には通じない。そんな事は既に慣れっこなのだ。

「で、何の話…」
「あーっ!センセイの誕生日パーティーするまでに、宿題すませとこうっと!」
「せやなっ!せっかく今日にして貰ったんやし、楽しまなあかんよなっ」
「そうね。皆本さんの料理堪能しないとだし」

 皆本の言葉を遮ると同時にそう言いながらチルドレン達はぱたぱたと走っていく。そして自分達の部屋に逃げ込むように入っていった。

「ったく…」
 
 確かに本当なら賢木の誕生日は明日だ。けれど自分達も一緒に誕生日パーティーがしたいと言うチルドレンに、賢木はじゃあ日曜日にしようぜと快く受け入れてくれた。勿論当日も皆本は祝うつもりでいる。今日は夜勤明けだから、賢木は一度自宅に戻ってから来ると言う。それなら仮眠を取ってからくればいいと言ったのは皆本で、その後は泊まっていって貰うつもりだった。

「まあ、いいか」

 多分何かを考えてはいるのだろう。何時もは休みの日は、起こさないと起きてはこない。それが今日はさっさと起きてきては3人でずっと話していた。それが気にならない訳はないけれど、今は正直忙しい。まだまだ賢木の好きなモノを作ってやりたいし、ケーキも飾り付けないとだ。賢木がくるのは夕方だと言っていたけれど、やる事はいっぱいだ。

「さて、もう少し頑張るか」

 喜んでくれるだろう賢木の顔を思い浮かべながら、皆本はまた料理へと没頭していった。






「くはーっ美味かったー!」
「そ、そうか?」
「ん。やっぱお前の料理最高な。俺の口にぴったりv」
「それなら良かった。あ、ケーキもプリンもあるからな」
「マジ?お前の手作り?」
「勿論」
「やったぁー!」

 ケーキだプリンだと喜ぶ賢木を、皆本が微笑ましく見詰める。そんな皆本に、じっとりとした言葉が掛けられた。

「みろよ、あの顔」
「あんな鼻の下伸ばした皆本はん、ウチみたないわぁ」
「子供みたいで可愛いなって思ってる」
「こらっ紫穂っ」

 勝手に透視るなと皆本が怒鳴れば、賢木がぐるりと首を巡らせる。

「どしたー?」
「い、いやなんでも」
「ふーん。ま、いいや。なあなあケーキ食おうぜ~」
「えっもう?」
「んだよ。だって早く食べないと、遅くなっちゃうじゃんよー」

 ぷうと唇を尖らせそう言う賢木に、思わず皆本の頬が緩む。しかしまたもやチルドレン達の視線を感じ、慌てて椅子から腰を上げた。

「し、仕方ないなあ。君達も食べるんだろ?」
「あったりまえー」
「勿論や」
「ワタシ紅茶がいいな」
「はいはい」
「あ、手伝おうか?」
「いいよ。君の誕生日のお祝いなんだから、ゆっくりしてて」
「ん。ありがと」
「どういたしまして。じゃあちょっと待ってて」

 テーブルに残っていた食器を下げながら、皆本がキッチンへと消える。その隙に、チルドレン達が賢木の寛ぐソファーを取り囲む。

「ん?」
「なあなあセンセイ」
「ちょっと聞きたい事があるんやけど」
「言わないと透視んじゃうんだから」

 そう言いながら、賢木の右手に抱き付くのは薫。左手に抱き付くのは葵。そして紫穂はソファーの後ろからぎゅって賢木の首を抱き込んだ。

「お?おおお?」
「センセイ、あたしたちがこうするのって嫌?」
「いーや。大歓迎」
「ほんまにー?」
「ほんとほんと」
「そうね。本気で言ってるみたい」
「おいおい紫穂ちゃん、そう言うの透視るのは野暮だぜ~」

 俺は女の子はみんな好きなの、と賢木が笑う。

「じゃあさ、なんで皆本と付き合ってんの?」
「皆本はんのが、女の子より好きなん?」
「あら、告白は皆本さんからよね。ふふ。可愛いわね、センセイ。そんなに嬉しかったんだ」
「うわーわーわー!」

 紫穂の言葉に、賢木ががばりと立ち上がる。薫と葵はソファーにころりと転がり、紫穂はさすがにさっさと賢木から離れていた。

「どっどうした賢木っ」
「みっ皆本ぉ~」

 駆け込んできた皆本に、賢木が縋りつく。反射的にその身体を抱き締めて、皆本は優しく賢木に問い掛ける。その声に顔を上げた賢木は、ちょっぴり涙目だった。

「賢木?」
「し、紫穂ちゃんがぁ~」
「紫穂?」
「か、薫ちゃんや葵ちゃんにも…っ、聞かれたっ」
「お、おい。一体何を……」

 言ってるんだと言おうとした皆本の言葉が途中で止まる。皆本と賢木の傍に、チルドレン達が来たからだ。見上げてくる3人に、皆本は言葉を掛けた。

「お前達、賢木になにかしたのか?」
「いやぁ~した訳じゃないんだけどー」
「センセイが勝手に泣いたって言うか…」
「泣いてるセンセイは可愛いからいいんじゃないかしら」

 ね、皆本さんと、紫穂が笑う。その笑顔がちょっぴり怖くて、皆本も涙が出そうだった。

「こいつら酷ぇ…。俺、誕生日なのに…」
「ああよしよし。こら、幾ら賢木が可愛くても、あんまり苛めちゃダメだぞ」
「はーい」
「分かりましたー」
「努力、してみようかしら」

 そんな言葉を聞いて、賢木がうううと唸る。

「お前も酷ぇよ!」
「ええっ、どこが」
「全部だよっ。もーいいっ俺帰るっ」

 皆本の胸をぐいっと押して、賢木がじたじたと暴れる。その身体を押さえ付ける皆本に、チルドレン達がにっこりと笑った。

「いいじゃん。帰してあげなよ」
「ウチが送ったるわ」
「葵ちゃん、コレも一緒に持ってってあげたら」

 そう言って紫穂が差し出したのは、お皿に乗ったケーキだ。それを受け取ると、葵は能力を発動する。途端、賢木とその身体を抱いたままの皆本と葵の姿が、その場から掻き消えた。

「センセイ喜ぶかな」
「私たちの皆本さんを貸してあげるんだから、喜ばないと酷い目にあわせるわ」
「そりゃそうだな。よし!葵が帰って来たら、あたしらもケーキ食べようぜ!」
「楽しみね」

 くすくす笑い合う二人の元に、葵が現れる。3人揃って手を繋ぎ、今度は3人で笑い合った。





「えーと……」
「あれ、作戦?」

『ウチらからの誕生日プレゼントや。明日まで皆本はん貸したげるから』

 そう言って葵の姿は消えた。賢木の部屋に残されたのは、賢木と皆本と、一皿のケーキ。

「えっと、ケーキ食べる?」
「……後で、いい」

 今は、と。賢木が吐息と共に言葉を紡ぐ。

「俺が貰ったプレゼント、堪能させて?」

 誕生日まであと数時間。ケーキよりも甘い時を過ごすには、十分な時間だった。









☆あれ?チルドレン×賢木のつもりだったんだけど、ただの皆賢じゃないか!なんかすみません…。徐々に密度を上げていくつもりなんですが、どうなるかなー。次は皆賢いちゃいちゃです。今回の続きみたいな感じになるかなーと。センセイお誕生日イヴおめでとーう!
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