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ペーパー紫穂×賢木小話

チルオンリーの時に配布させて貰ったペーパーに載っけてた小話です。前に続き書いてたんだケド、ペーパーのとかって本にする事もなく配布して終わりなので(今までの別ジャンルも全部そうだし)取り敢えずこっちにも載せておきますー。そろそろタイトルを決めるべきだろーか…。タイトル決めるのほんとに苦手…。誰かこのシリーズのタイトルつけてくれんかな…(他力本願)



・紫穂×賢木
・性別逆転(紫穂→男・賢木→女)
・年齢的には紫穂が高校生くらい




以上、ダイジョブそうかな~って方は追記から見て頂けたら嬉しいです。
















「センセイ?」

 軽いノックの音に答える声はなく、紫穂はそっと執務室のドアを開けた。顔を覗かせて中に向かって掛けた声にも、何も返ってはこない。机を見ればそこに突っ伏した賢木の姿がある。仕方なく紫穂はそのまま部屋の中へと身を滑り込ませた。

 ゆっくりと、後ろ手にドアを閉める。足音を忍ばせて賢木の傍へと近寄れば、そこには案の定すっかり寝入っている賢木の姿があった。

「全く……」

 ふうと息を吐いて、紫穂は賢木の肩へと手を伸ばしそこに触れようとした。けれどその手は途中で止まる。賢木が最近忙しく働いていたのを思い出したからだった。

「無理ばっかするんだから……」

 小学校の頃からの、自分達の主治医。その前からの医者としての仕事。皆本と共にリミッターの開発・研究もしていたはずだ。自分達が中学生になった頃には、それに特務エスパーとしての任務が加わっていた。

 男でも根を上げそうなそんな激務を、女の身でこなしている。そんな賢木が疲れない訳はないのだ。

 任務も大変だけれど、医者の仕事はもっと大変だと紫穂は思っている。体力も精神も、とてつもなく消耗する仕事だ。それに賢木は、手術にも能力を使う。昔に比べて安定してきているとは言っても、それはやはり大変な事なのだろうと紫穂は思う。

「1人で頑張ってんじゃないよ……」

 恐らく今賢木が一番頼りにしているのは、自分達の上司でもある皆本だ。それはきっと、昔からずっと変わらない。それが昔からもどかしかったけれど、今では焦れる程の焦燥を紫穂に与えていた。

「……ちょっとは、こっちも頼れ」

 女の癖に。本当は誰よりも繊細で傷付きやすい癖に。大人の仮面を被って、賢木は自分にそんな姿を見せてくれない。何時だって自分が子供だった時と同じように、頭を撫でて笑うのだ。

「あんたの事なんて、何時だって…全部透視てやれるのに」

 そうしてその心ごと、全部全部守ってやるのに。

「だから……」

 僕に全部頂戴。そんな言葉を飲み込んで、紫穂はそっと賢木の髪に手を触れた。

 癖の強い髪に指を絡める。それでも起きる気配のない賢木に苦笑して、紫穂はその髪に唇を寄せた。

「覚悟、しといてね」

 こうして眠り続ける程度には、賢木は自分に心を許してくれている。それが例え子供としての扱いの延長だとしても、マイナスな意味では決してない。

「……掴まえたら、離さないから」

 眠る賢木にそう告げる。その紫穂の瞳には、強い光が溢れていた。










☆勝手に某さんに捧げたお話でした(笑)もともと絶チルは賢紫でハマっていたので、この2人を書くのはとても好きですv何時の間にか紫賢になっちゃったケドw(性別逆転しなくても)取り敢えずネタ的にはまだまだ続きます。少なくとも紫穂が賢木を手に入れるまでは(笑)読んで下さって、ありがとうございましたーv
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